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ルキ(Lukih)

Author:ルキ(Lukih)
診断書貰って見たら「傷病名:統合失調症」だった…もう、7年も通院してます。人生終った…と思うこともありますがなんとか生活を立て直したいんです。


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精神科に入院 4 サリア

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精神病院に入院 1 福祉相談センター

精神科に入院2  準備



病名は知らない。

でも、サリアは10代からつい最近まで10年間、閉鎖病棟に居た。


本人曰く、ちょっと暴れちゃっただけ、らしい。

三日置きに来る母親には、次閉鎖に入れられたら退院させないし、家にも絶対に入れないと最後通告されているんだそうだ。


サリアはもう大人と言える年齢だけど、癇癪持ちの子供のようだ。

会話はできず、自分の話だけを延々続け、人の話には相槌も打てない。

他にきょうだいもいて、共働きで、親御さんは大変そうだった。


サリアが外泊で実家に行くとホッとするんだけど、戻るとスゴイ情緒不安定で同室の私たちはヘトヘトになる。

ルイーズも私も、なるべく近づかないようにそれぞれの逃げ場に行く。

私は洗濯室だった。

誰も使わないし(盗まれてもいい服を自分で洗って干すか、業者に頼むか、家族がやる)、こっそりエアコンつけると快適だったから。



三日ほどで、私はこの入院失敗かもしれないと思い始めていた。

差額ベッド代と自宅でヘルパーを呼ぶのと、どっちかを早く選ばないと、悪化する予感がした。

ひとまず深い眠りを優先させて、リフレックスを追加されたけど、真夏の入院、消灯後はエアコンを切られてしまい暑さでとても寝られない。

頭もくらくらするし、病気ゆえとはいえ攻撃的な他の患者にイライラすることが増えた。

「そっちがふっかけてきたなら、喧嘩上等」

ぐらいの気分になっていた。

普段の自分からは程遠い精神で、当時のメモを読み返すとびっくりする。



看護師や相談員に話しても埒が明かない。

忙しすぎて対応できないのだ。



話をサリアに戻そう。

サリアは夢みたいなことばかり言っている。

小学生レベルの絵と工作で、将来は有名美大に行き造形作家になり、親が用意した店で作品を売ると本気で語っている。

看護師もヘルパーも誰も彼も、ニッコニコして彼女を持ち上げる。


舞い上がったサリアはしばらくご機嫌、でも、洗濯物の回収に来た母親にそっけなくされてその後は周りに八つ当たり。


スルーすると、今度は「私ウザいですよね、ごめんなさいごめんなさい」と泣きを入れる。

更には、「霊媒体質なので、色んなものが憑いてしまう」とまで。



……うん、そういうこともあるだろうね……。

病人と病人のやりとりなので、どっちがどうというもんでもないけど、私には疲れる相手だった。

霊のせいにすんな……。



一度、呼んでもいないのに、男性患者がルイーズに菓子だか本だかを渡しに、部屋に一歩入ってしまったことがある。

基本的に異性の部屋には入室禁止だ。

サリアはリアルに髪の毛を逆立てて怒った。

それも、男性本人じゃなく、ルイーズに対して爆発したように怒鳴りつけた。

ルイーズは怖くて震えながら謝るし、私は( ゚д゚)ポカーンだ。



なるほどこれが閉鎖病棟出たてのレベルなのか。



これは……些細なきっかけで逆戻りかもしれない……。



その夜のサリアは怒り収まらず、看護師達に男子禁制を訴え、深夜までデジカメで人形たちをフラッシュ撮影し、私たちに不眠という罰を与えた。


ルイーズはなんであんなのと同じ部屋なのかと嘆き、少し泣いた。


私は看護師と婦長さんに、事実関係をメモにして渡し、ルイーズが男を呼び込んだわけではないと念を押すしかなかった。






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精神科に入院 3 人手不足の檻

最初からまとめて読めるように貼っておきます。

タイトルクリックで別窓で開きます。


精神病院に入院 1 福祉相談センター

精神科に入院2  準備



入院初日から混沌とした病棟に唖然とした。


重い認知症や、安定してるように見えるが帰る場所がない生活保護受給者、安定していつも奇妙な行動しかしない人、盗み癖が止まらない人、暴力が止まらない人、暴言が止まらない人、意地悪が止まらない人。


盗みは毎日発生していて、その度にやられた人は「またあいつだ!!」と言っていた。

共用冷蔵庫はあるが毎日誰かが、他人の飲み物を盗み、洗濯場はあるが物干し竿から毎日何かが盗まれる。


看護師たちは「自衛してください」の一点張り。


じゃあ、引き出しの鍵ぐらい用意しておいて下さいよ……

(しつこく交渉して、3日後ぐらいに婦長に直訴してようやくもらえた)


冷蔵庫も、ナースステーションのをこっそり使っていいという許可を貰う。



廊下からは、素晴らしい声量で「千の風になって」を歌い続けるオッサン(仮にルチアーノとする)の声。

誰も止めない。

ルチアーノは歌が大好きで、毎日廊下をグルグル周りながら歌わないとダメなんだって。

女が大好きで、女ならとりあえず新入りをナンパする。

私もされた。

ルチアーノは35年もここに入院していると言っていた。

長い人を一人ずつ指差して教えてくれる。

10年なんて、初心者、と朗らかに笑うルチアーノ。



……そりゃ、ベッド空かないはずだよ……

どうなってんのこの病院。



ルチアーノの長話をむりやり気味に終わらせて、部屋に戻ると、同室の若い女性患者に

「あの人と喋らない方がいいですよ」

とキツイ感じで言われた。

コレが一番面倒くさい患者、仮に「サリアちゃん」。

私「何故?」

サ「わからないんですか? 人をいつも嫌らしい目でみて、皆に嫌われているんです、話さないで」

私「ああ、なるほど……」


……ここは病院だから、病気の人しかいないんだし、ひとまず黙っておこう。


私はベッドに上がり、そっとカーテンを閉めた。


すると、サリアのたてる物音が反抗期の子供みたいにガタガタうるさくなった。

不機嫌を撒き散らしている。

……何だこの子……

年齢は30手前ぐらいかな、でも、言動が15歳なんだよ。


耳栓をして、本を読むと、しばらくして「バーン!!」と何か叩きつける音がして静かになった。


耳栓を外してため息。



すると、もうひとりの同室、80代のルイーズ(仮)がそっと私のカーテンを開けて、

「お願い、カーテンを開けて。

サリアは拒絶されたと感じると、すごく荒れるの。

八つ当たりされるのは私なの、お願い、ここにいる間はカーテンを閉めないで」


(゚Д゚)ハァ?


ルイーズは両手をすりあわせて、拝むように頼む。

なんで小娘ひとりのためにそこまでせにゃならん。



……が、ルイーズから聞くサリアの身の上はちょっと気の毒で、渋々カーテンを開ける。


まあ、初日だし、そのうち徐々に慣れるかもしれないし……




やがて食事の時間になった。

食事は食堂に時間10分前に来て着席してないといけない。

そこで攻撃的認知症と精神病両方患ってる、バルバラ婆さん(仮)にさっそく絡まれる私。

「おい! 豚! こっち向け! このブス! 豚! バカ!」

私の後ろの席から怒鳴りつけるバルバラ婆。

最初、誰に言ってるのかわからず(私以外にも精神科には薬などで太った人が多い)じっと食事が運ばれるのを待っていた。

「こっち向けって言ってんだろうこのデブ!!」

叫ぶバルバラ婆。

皆の視線が私にチラチラ向けられるのに気づく。


ああ、豚は私か……


私はゆっくり振り向いて、バルバラの目を見た。一回も瞬きせずじっと見つめつづけた。

「お前、名前なんていうんだよ!」

バルバラは何度も私に繰り返し怒鳴る。

私はじっと見つめたまま、答えない。

バルバラの声に勢いがなくなるまで答えない。

「答えろ! 答えろ! 答えろ!」

の連呼が少し緩む頃、食事が配膳される。


私はようやく「あなたは? あなたこそ、どなたですか?」

と訊いた。

一ミリも目線を動かさないので目が痛い。

人に名前を聞くなら、先に名乗ったらどうかという「豚呼ばわり」への私の答えだ。

バルバラは急に声が小さくなって、名前をフルネームで名乗った。

私も、おばあちゃんに聞こえるようにゆっくり丁寧に名乗り、会釈し、食事をかきこんだ。


その間、食堂は静かだった。

給食係のスタッフは何事もなかったように仕事し、看護師は不在。



夜、バルバラヒステリーで手がつけられない。

ルキさんのせいだよ、と聞えよがしに誰かが言ったけど、自業自得っていうんだよ。



どっとつかれて、ベッドに戻ると今度は超ゴキゲンなサリアに、自作のイラストやガムテープで作った人形を見せられて甘えられる。

ちら、とルイーズを見ると彼女はまた手をすりあわせて私に拝んでいる。

渋々サリアの自慢に付き合い、消灯。

サリアは夜中ゴソゴソ遊び続け、明け方に眠った。


翌日、カーテンについて看護師に経緯を含めて相談したが、「開けておいたほうがいいですよ、閉じこもるのもよくないし」という返事だった。

まあ、そのうち、慣れる……か……。

バルバラは遭う度に「豚! 豚! 馬鹿野郎!!」と叫ぶ。

なんでか、いつも廊下にいて気に入らない人に暴言を吐きまくるんだよ。


病気だから……

でも、私も病気なんだけど、な。


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精神科に入院 2  準備

2015年7月、私は統合失調症で任意入院した。

 目的は、自分に合った抗精神病を見つけること。 

 入院直前の精神状態は良くなかった。

 妹にメールで「今変な奴に絡まれたら、殴る自信がある」 とか、

 「約束していた会食は混乱しているのでキャンセルしたい」 

「私との関係を誰かに聞かれたら、無関係と言ってください」 

「犬(飼っている)が死ぬまで生きていていいのか分からない」 

「私は自殺したの遺したお金で生活を保証されている。死ぬべき」

 「自宅で死んだら、迷惑になる、どうしよう」 

「犬と離れたくないが、もっと良い飼い主を探して手放すべき」 

「遺言書作成して、遺品整理屋をリストアップしておく」 

 「人間が怖い、とにかく、怖い」 「黒目の縁から、黒い液が出て視界が黒っぽい」

 「私がを殺した」 

 「こんどはハッキリと、私が原因だと誰かが遺書を残して死ぬ」 

 ……などという、迷惑極まりないメッセージを送っていた。 

 うざいにもほどがある。 

 妹の返信は極めて落ち着いていた。 

 が、きっと酷く苦しみ、傷つきもしただろう。

 年長者として、まったく情けない。

 犬は犬で、不安定な私を気遣い、しょっちゅうくっついてきたり、顔を覗き込んで「大丈?」と全身全霊で問うてきた。


 7月17日、病院に行こう、と思った。

 本来なら多分も余裕があったし行く時期じゃなかった。

 口でうまく伝えられる自信がなかったので、メモを用意した。

 「正しい声が聴こえない」→正しい声、とは、幻聴の一種で私を助け、花を植えるよう導き育てられるようにしてくれた謎の声 

「人が怖くてたまらない」→なぜ怖いのか説明がつかないが、感覚的に動きの予測ができない大きな動物や毒虫のように感じていた。 

「私は人の死の金で生きている」→が死んだことで、マンションのローンが終わり、生命保険がおりた。それがなければとうに路頭に迷うか死んでいた。 

「犬が死ぬまで生きられたらいい、その後は死にたい」 

「死後の費用と、妹への幾らかのお金が遺せるうちに死にたい」

 「カフェイン、酒、過食のほうがよりずっと気持ちが上がる」 

 「視界が黒っぽくなった」 

「皆が私から離れていく」→自分から離れていったところもある。
病気を隠してもオープンにしても、働き盛りの独身女が無職というのはとても惨めで切ないし、相手も気を遣うだろうとわかる。 

「皆わたしが悪いと思っている」→の死について。私は良い妻ではなかった。

 「服用中のが偽で、試されているのではないか」


 一ヶ月以上前から入院を勧められてはいたが、なかなかベッドの空きがでなかったんだけど、その時はちょうど一つ空いたところだった。 

担当医は真面目に話を聴いてくれ、ケースワーカーが病室を見せてくれて、入院が決まった。

 予定は三ヶ月。

 当時の私の生活は、犬の散歩以外ほとんど外に出ず、たまに出かけても泊まりなら宿に籠もり、日帰りならすぐに帰宅して寝込む。 

 風呂は10日に一回。

 春に受けた血液検査の結果は最低で「脂肪肝」。

このままいけば肝がん→死亡もあると脅された。 

 太っていってるのは自覚していたが、どんなに呑んでもガンマ値10を超えたことがなかったのでショックだった。

 無気力で家事もままならず(誰も困らないが)病院に行くのもつらい日々。

 役所の障害福祉課に電話で相談したら、「新しく福祉相談センターができたのでそちらへどうぞ」と言われ、保健士の資格を持つ相談員が家に来て話を聴いてくれた。

 今の病院を紹介してくれたのもその相談員だ。 

前の病院はクリニックで、本院からお爺ちゃん先生がきて10分話を聴いて(毎回忘れるし、自分のカルテも読めない)出して終わり、だったのが、転院してちゃんと会話が成立する上に薬の説明をしてくれる医師に出会えた。



 話がそれた。

 そう、入院準備。

1 保証人。  

 これは妹と妹の旦那さんに頼んだ。   

 両親とはそのときすでに絶縁していたので。   無くても、保証金をちょっと多めに払えば大丈なようだった。  
 妹には病院から言われた保証人無しの補償金額を渡したが、断られた。 


 2 ペット。  

 犬は妹家族が預かってくれた。  

 三ヶ月計画だったので、エサ代や急な病気のときのお金を多めに渡した。  
 犬は誰にでも懐くのでそれほど心配はなかった。


 3 お金。   保証金に6万ほど払う。  
 あとは、事前に役所で手続きすると、前年度の収入に応じた上限金額で入院ができる。


 4 園芸。  

 ボランティアとはいえ、公園の花が枯れるのは忍びなく、友人の子供にアルバイトをたのんだ。 
 数日おきにたっぷり水やりしてくれたらあとはなにもしなくていいということで。


 5 身支度。  

 レンタルパジャマなどない病院だったので、多めに部屋着を用意した。  
 あと、洗濯はよく物が盗まれると入院患者に聞いたので、院内のコインランドリーと乾燥機代として小銭をたっぷり用意。 


 6 家の植物や魚  

 植物は、原始的な水やり機(水やり当番とかいう、単純構造の)を設置。  
 小さな睡蓮鉢の小魚には、留守用の固形餌。


 7 シャンプー・リンス・体拭き  

 10日風呂に入らなくても平気だったけど、同室の人から臭いと言われたら切ないので、シャンプー・リンス・体拭きシートを持って行った。  

 入院中は週一で風呂に入れるが、物が盗まれたり患者の序列によって洗い場が決まっていたりするので実質5分で全て終えなければならない。  
 当然、洗い足りないので人の居ない時間を見計らって、洗濯場や洗面所でシャンプー。


 8 荷物の量   
 
 三ヶ月目安だと、一週間海外に行く分ぐらいの荷物の量になる。  

 それ以上でも変わらない。  
 タオルやティッシュを多めに。  
 買い物の許可が出ないと、とても不便だ。


 9 携帯やスマホ   
 
 事前に医師に確認して、許可があれば持って行ったほうがいい。  

 TVは大広間に一台だった。    


10 心の準備    

 患者は当然皆病んでいるが、症状はかなり違う。   

 これは事前に確認しておいたほうがいい。 
  
 私の入院した病院は、知的、認知症、精神ごちゃまぜで、長期滞在がメイン。   

 暴言を吐かれたり、セクハラ発言とか普通だし、人手が足りないので職員も看護師もその辺はスルーだった。


 11 私のような症状ならできれば個室    
   
   私の失敗は個室にしなかったことだと思う。 

   同室のわがまま放題困ったちゃんに振り回される日々だった。  
 
   落ち着いて薬を試したいなら、多少お金がかかっても個室をおすすめする。
   
   気を遣ってばかりで、消耗してしまうなんて無駄。 



 ……こんなとこだろうか。 

 他に、準備しておくといいことってなにかな。

 トランクに暗証番号の鍵ついてたほうがいいかな。

 病院の個人用貴重品入れは小さいから。

 あとは、スマホが医師から持ち込み許可出たら、通信サクサクプランに変更しておくとストレス減るかも。 

「個人用ゴミ箱がない」とかフツーなので、なにもかも百均で揃える勢いでちょうどいい。 

それから、何かあったときのためにも筆記用具は必須。

 持ち込み不可でも(特になにも言われないけど)録音機は一応もっていたほうがいいかな。

 なんかあった時「言った言わない」で揉めるかもしれないし。

 それから、食事が貧相なので好きな味のレトルトスープとか、飲み物はあったらいいと思うな。

 精神科って、入院病棟から出られない事が多いので、売店で買い物もできないんだよ。

 医師の許可が下りればできるけど、最初の一週間は無理じゃないかな。

 自販機すら。

 今日のとこはここまで。

 都会の精神病院はもっと自由かもしれないし、知的とか認知ごった煮にしないところも多いから、事前にちゃんと確認したほうがいいと思う。

 変な例えだけど、分娩と堕胎と一緒にするぐらい、田舎の精神科はデリカシー無いよ。

 都会の婦人科でも上記のことはよくあるみたいだから、なんとも言えないけどさ。

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精神病院に入院 1 福祉相談センター

この先行きていけるのか。というか生きてていいのか。

ほほえみクリニック(仮)での投治療に行き詰まり、私は不安と混乱を常に抱えながら生活していた。

飼っている犬を持参金付きで手放して、身辺整理して消えようとしょっちゅう思った。ひどい飼い主だ。
でも、私と一緒にいる犬は不幸なんだと思い込んでいた。

こういうときは、なにを考えても悪い方向にしか向かっていかない。



数少ない友達とも会わず、それどころか妹との約束までキャンセルする始末。

少しでもお金が残っているうちに死ななくてはならないと「使っていい最低額」を分けて刹那的な買い物をしたり。

ばかみたいだ。そんなことするなら、何もせず死んでしまえばいいのにね。




今年6月頃、黒目の縁から墨がにじむように視界がおかしくなった。

人目が怖くてたまらず、出かけるために酒を飲むようになった。

また身近な誰かが自殺してこんどは「ルキが原因」と遺書を残すんだという考えに取り憑かれた。

処方されているが偽なのではないかとも思っていた。


……日記のようなメモ書きを読み返すとどれもなんだか……思いつめすぎだし、疲れきっている。




家にいても活動しないので、それほど散らからないが埃やカビは溜まっていく。

だが掃除ができない。

買い物も行けない。知り合いに会いたくないし、立ち話で挙動不審になる自信があった(なんだその自信)。

ネットがあるから、出られなくて深刻に困るということもないのだけれど、通院が苦痛で、何度も用意するが出られない。



いよいよ困って、夫の死後に世話になった市役所の障害福祉課に電話した。

すると、システムが変わったのか、外部の福祉相談センターに相談するように言われた。

また、最初から説明しないと行けないのかとがっかりして、数日は電話できなかった。

勇気を出して、電話したらそこには友人が働いていた。ああ……そんなことで差別するような友人じゃないけど三年会ってないし、気まずい……。

友人は事務のパートで相談員ではなかったのが救いといえば救いか。


相談員は私と同年代の男性だった。

最近この町に赴任してきたという。事情を話すと、市役所に問い合わせるから全部話す必要はないと言ってくれた。

それから彼は、うちに来て部屋の状態や生活の不便なことを聞き取って、病院を変えて、入院してみてはどうかと提案した。

入院か……入院はハードルが高い。

第一、犬をどうしよう。保証人はどうしよう。

両親は揃っているけど、「楽しいこと」しか共有できない仲なので、私になにかあってもアテにできない。

妹がいるが、家族を持っているので迷惑はかけられない。

説明するうちにもうなにもかも無理!! という気分になる。

が、相談員は慣れているのかひとつひとつ解決の手順を示した。

保証人は妹一人でも大丈夫。最悪いなくてもどうにかなる。

犬は、相談センターの系列のグループホームで預かってもらえそうだということ。

入院費は心配するほど高額にはならないということ。

転院先候補の医師は、に詳しく、長く付き合える若い人を探そうと。

相談員は、ほほえみクリニックのケースワーカーとも知り合いで、連絡をとって転院がスムーズになるようにしてくれた。

それから、今までの経緯を書類にして転院先に提出し、初診に付き合ってくれた。



転院先の欅の木病院(仮)の磯野医師は、まだ五十になるかならないかというぐらいで、にも副作用についても詳しかった。

今まで飲んで合わなかったをメモにして渡すと「メジャートランキライザーが合わない体質なのかもしれない」と言った。

入院して薬を色々試してみよう、ということになり、ベッドの空きを調べたがあいにく個室以外満床とのこと。

それからひと月ほど、待機。その間は、前の処方(レキソタン、レクサプロ、ルネスタ、ロヒプノール)で凌ぐことに。


ベッドはなかなか空かない。なぜかは入院してみてわかった。

そこはほとんど住居であって、医療現場ではなかった。



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